念願だった経理事務の仕事
しかも大企業への就職・転職に成功!
ホッとした気持ちと新しい職場に対する期待感で、毎日が楽しい。
仕事を通して、やりがいや自分自身の成長を感じられて充実しています。
そんなスタートだったはずが・・・
数ヶ月後には
- 想像していた仕事内容と違う
- 毎日の仕事が退屈でツラい
- やりがいを感じられない
このような経験をする人は少なくありません。
その理由の1つに企業規模と仕事内容が考えられます。
本記事の内容
- 【大企業と中小企業】経理事務の仕事内容
- 経理事務の仕事を選ぶときの注意点
大企業・中小企業・零細企業など
企業規模によって、経理部の人数は大きく異なります。
それにより、任される仕事内容や一人当たりの業務量にも違いが生じます。
私の経験上、同じ経理事務と言っても仕事内容はさまざまです。
私自身は中小企業で経理事務をしていました。
大企業や零細企業など、他社の経理事務員と交流する機会もあります。
その経験をもとに、本記事を書いています。
【大企業と中小企業】
経理事務の仕事内容や仕事を選ぶときの注意点を解説します。
ぜひ、参考にしてください。
大手製造メーカーにて、経理事務を15年経験。
現在はフリーランスとして活動中!
【大企業と中小企業】経理事務の仕事内容はどう違う?
【大企業と中小企業】
経理事務の仕事内容を単純比較はできません。
ただ、確実に言える事があります。
大企業の場合、かなりの経理事務員がいます。
一方、中小企業では1人~2人で業務を担当することも珍しくありません。
そのため、仕事内容にも大きな違いが生じます。
以下を参考にしてください。
▼ 大企業の場合 ▼
- かなりの経理事務員がいる
- 業務を細分化し、一部を担当
- 担当業務に専念できる
- 狭い分野のスペシャリストになれる
▼ 中小企業の場合 ▼
- 1人から数人の経理事務員
- 幅広い業務を担当
- 経理事務プラスアルファの仕事あり
- 広い分野のゼネラリストになれる
私の経験上、同じ経理事務と言っても同じ仕事はありません。
仕事内容は大きく異なり、身につくスキルも変わります。
自分のやりたい仕事や目指すべき道をよく考えましょう。
大企業と中小企業、どちらの企業規模が最適なのか
しっかり見極めるチカラが必要です。
まずは、仕事内容の違いから見ていきましょう。
私の経験談がもとである事を理解した上で読み進めてください。
中小企業の方が幅広い業務を担当できる
中小企業の場合、1人から数人体制で経理部をまわしています。
そのため、アレもコレもやるしかありません。
「何でも屋」のような役割を果たします。
よく言えば、幅広い業務を担当できます。
具体的な仕事内容をあげると・・・
- 現金預金の管理(出納帳の作成、経費精算、小切手や手形など)
- 買掛金管理(購買管理、支払など)
- 売掛金管理(請求書や領収書の作成、入金確認、督促など)
- 消費税、固定資産など
- 財務諸表の作成、申告、納税
- 資金繰り、予算管理、事業計画の作成など
- 株式、社債、外貨取引
- 海外子会社の指導、海外取引処理
- 総務や人事(保険関係、会社の慶弔など)
- 雑用(見積もり、契約、登記関係、許可関係)
経理業務だけでなく、総務や人事の仕事を兼任したり雑用などを任されることもあります。
あらゆる業務を任されるため、個人的にはやりがいを感じられる職場でした。
広く浅く経理全般を見れるため、あらゆる知識を勉強できるチャンスがあると思います。
中小企業では、広い分野で何でも出来る社員が評価される傾向にあります。
多様な仕事経験は、今の私には欠かせない財産となっています。
現在、個人事業主(フリーランス)として活動できているのも中小企業での経験が活かされています。
ただし、中小企業への就職・転職には注意点があります。
大企業と比較すると、年収・福利厚生などの待遇面は劣ります。
- 仕事内容を重視するのか
- その他を重視するのか
優先順位を考えて、企業を見るようにしましょう。
大企業ならジョブローテーション制度の活用を!
大企業の場合、経理事務員の人数は多い傾向にあります。
そのため、業務を細分化しています。
買掛金担当・売掛金担当・原価計算担当・固定資産担当・消費税担当など
一部を担当する事になり、特定分野での専門性が重視されます。
中小企業で重視される
アレもコレもやる「何でも屋」のような役割は求められません。
例えば・・・
「〇〇さんは売掛金担当です」となれば、仕事内容は以下の通りです。
- 請求書や領収書の作成
- 取引先からの入金確認
- 未入金の取引先に督促する
他の業務に携わる機会は少ないでしょう。
- ずっと同じ仕事ばかりで退屈
- やりがいを感じられない
このような悩みは、業務の細分化や担当制が1つの原因かもしれません。
狭く深く特定分野の専門性は身につきます。
ですが、多様な経理知識を身につけられるかどうかは本人次第です。
大企業の場合、ジョブローテーション制度を活用しましょう!
定期的な担当交代ができれば、身につく知識も増えていきます。
専門性の高いスキルと幅広い業務の経験があれば、市場価値の高い人材として重宝されるはず。
年収・福利厚生などの待遇面でも恵まれています。
大企業への就職・転職は、大局的に見て中小企業より魅力が多いでしょう。
私の経験談:中小企業を選んだ理由
私の場合、大企業よりの中小企業を選びました。
その理由は、大企業と中小企業の良いとこ取りができると考えたからです。
実際のところ・・・
1人経理ではなく複数人いるため、相談や協力し合える環境が整っています。
仕事内容はアレもコレも挑戦できます。
おかげで幅広い業務に携わることができました。
かと言って、抱えきれない程の業務量が強いられる事はありません。
自分の希望や意見が通りやすい環境にも恵まれたと思います。
結果的に、あらゆる業務を担当して多くの知識と経験を身につける事が出来たと思います。
ただ・・・
大企業へ就職・転職する機会があるなら、チャンスを逃がさないでほしい。
年収・福利厚生などの待遇面では恵まれると思います。
同じ経理事務の仕事を目指すにしても、企業選びは最重要ポイントです。
ココを間違うと、戸惑いや後悔につながります。
以下の注意点を参考にしてください。
【大企業と中小企業】経理事務の仕事を選ぶときの注意点
【大企業と中小企業】
経理事務の仕事内容の違いを解説してきました。
就職・転職後の戸惑いや後悔を避けるためにも
企業選びは慎重におこないましょう!
ここからは経理事務の仕事を選ぶときの注意点を3つ紹介します。
注意点【1】仕事選びで「何」を重視しますか?
経理事務への就職・転職を考えている人に質問です。
仕事を選ぶとき、何を重視しますか?
- 企業規模
- 業種
- 仕事内容
- 年収
- 福利厚生
- 勤務地
- 社員数
上記の内容を一通りチェックする人は多いでしょう。
その中でも・・・
あなたが最も重視することを明確にしましょう!
- 「仕事を通して成長したい」
- 「とにかく稼ぎたい」
- 「残業なし、年間休日は〇〇〇日以上」
答えは人それぞれです。
まずは自問自答しましょう。
自分に合った企業をいかに見つけ出すかが重要です。
企業探しに転職エージェントの利用は欠かせません。
経理に強いMS-Japanは登録必須のおすすめ転職エージェントです。
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注意点【2】経理事務の仕事を通して「何」を得たいか?
なぜ、あなたは経理事務の仕事に就きたいのですか?
仕事を通して「何」か得たいものがあるはずです。
私の場合
- 経理の知識を幅広く身につけたい
- 経験を糧にいつか独立したい
このような未来を思い描いていました。
そのため、アレもコレもやる「何でも屋」として働けそうな環境の中小企業を選びました。
あなたにはあなたに合った企業があるでしょう。
仕事と生活のバランス、やりがいなどを考えて
「働く」について、改めて見直してみましょう。
注意点【3】経理事務員としてのスキルを知る
企業を選ぶ、仕事を選ぶ・・・
何かを選ぶには、スキルや経験が必要です。
まずは、あなた自身の経理事務員としてのスキルを知ってください。
例えば・・・
- 簿記資格なし
- 経理事務の経験なし
企業側からスキルのない応募者と判断されてしまうでしょう。
仕事を選びたいならスキルを身につけるしかありません。
簿記3級、できれば簿記2級の取得をおすすめします。
まとめ:企業を選べる人材になろう!
就職・転職活動において悩みや不安、迷いはつきません。
正直なところ、入社してみないと分からない事もあります。
大切なことは、企業を選べる人材になることです。
市場価値の高い人材は、多くの企業から重宝されるでしょう。
選択肢が多いほど、自信にもつながります。
優秀な人材は一日にしてならず!
日々の努力であなたの未来は変わります。
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