「プロダクトキー」と言えば・・・
Windows OSの
- インストール
- 再インストール
- アップグレード など
上記の場面で必要となる25桁のコードです。
最近はプロダクトキーから「デジタルライセンス認証」へと切り替わっています。
そのため、プロダクトキーが必要となる場面はほとんどありません。
ですが!
Windows OSの不具合などの発生により
必要に迫られる場面もあることでしょう。
本記事の内容
- Windowsのプロダクトキーとは?
- Windows11のプロダクトキーを確認する方法【Windows10でも可】
本記事では、Windows11のプロダクトキー確認方法を紹介します。
パソコンの状況別に5つの手順を解説します。
ぜひ、参考にしてください。
Windows11の画面で解説します。
Windows10の場合も同様の手順で確認することができます。
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Windowsのプロダクトキーとは?
プロダクトキーは、アルファベットと数字の5文字を5個組み合わせた合計25桁のコードで構成されています。
「XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX」
利用するWindows OSが正規品かどうかを証明するためのキーです。
ライセンス認証する際に使用されます。
参考:プロダクトキーとプロダクトIDは別物
参考までに・・・
プロダクトキーとプロダクトIDは別物です。
■ プロダクトキー
- Windows OSが正規品かどうかを証明するためのキー
- 非常に重要
- 他人に知られてはいけない
■ プロダクトID
- 製品を識別するための固有番号(ID)
- それほど重要ではない
- 念のため、他人に知られない方がいい
プロダクトIDは以下の手順で確認できます。
- 「スタートメニュー」をクリック
- 「設定」をクリック
- 「システム」をクリック
- 「バージョン情報」をクリック
1から順にクリックします。
デバイスの仕様に「プロダクトID」の表示があります。
Windows11のプロダクトキーを確認する方法!状況別に5つの手順を解説【Windows10でも可】
Windows11のプロダクトキーを確認する方法を紹介します。
確認方法は、以下の5つです。
- 購入時のパッケージやメールから確認
- コマンドプロンプトから確認
- PowerShellから確認
- レジストリエディターから確認
- フリーソフトウェアを使って確認
1から順に解説します。
パソコンの状況別に5つの中から選んでご利用ください。
なお、Windows10の場合も同様の手順で確認してください。
【1】購入時のパッケージやメールからプロダクトキーを確認
- 家電量販店で購入したパソコン
- メーカー製パソコン
- Windows OSのパッケージ版を購入
- Microsoft Store経由で購入 など
上記に該当する場合
次の方法でプロダクトキーの確認をすることができます。
- パソコンの底面に貼られているシール
- 購入時のパッケージ
- 付属品の書類
- 購入後に届くメール など
いずれかにプロダクトキーが記載されています。
シールが剥がれたり、メールの紛失などで分からない場合
【2】または【3】の方法で確認してください。
【2】コマンドプロンプトからプロダクトキーを確認
コマンドプロンプトは、Windowsの操作や設定を行うためのツールです。
プロダクトキーを調べる「コマンド」を入力すると確認できます。
詳しい手順を見ていきましょう。
「スタートメニュー」を右クリックします。
「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
表示されたウィンドウに「cmd」と入力します。
「OK」をクリックします。
コマンドプロンプトが起動します。
以下の「コマンド」を入力して「エンター」キーを押します。
▼ プロダクトキーを調べるコマンド ▼
wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey
手入力するのは大変です。
コピーして貼り付けてください。
入力ミスがなくスムーズに確認できます。
赤枠内に表示されている25桁のコードがプロダクトキーです。
【3】PowerShellからプロダクトキーを確認
PowerShell(パワーシェル)はコマンドプロンプトの上位互換、後継として登場!
機能が拡張されて使いやすくなっています。
【1】【2】の方法でプロダクトキーを確認できない場合
PowerShellを利用してください。
ただし、以下の環境に当てはまる場合は確認できません。
- 自作パソコンやホワイトボックスPC
- Windows7/8/8.1からWindows10/11に無償アップグレード
- エディションをHomeからProに変更 など
このような特殊な状況のパソコンは
【4】または【5】の方法で確認してください。
PowerShellから確認する手順を見ていきます。
「スタートメニュー」を右クリックします。
「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
表示されたウィンドウに「powershell」と入力します。
「OK」をクリックします。
PowerShellが起動します。
以下の「コマンド」を入力して「エンター」キーを押します。
▼ プロダクトキーを調べるコマンド ▼
(Get-WmiObject -query 'select * from SoftwareLicensingService').OA3xOriginalProductKey
手入力するのは大変です。
コピーして貼り付けてください。
入力ミスがなくスムーズに確認できます。
赤枠内に表示されている25桁のコードがプロダクトキーです。
【4】レジストリエディターからプロダクトキーを確認
例えば・・・
- 自作パソコンやホワイトボックスPC
- Windows7/8/8.1からWindows10/11に無償アップグレード
- エディションをHomeからProに変更 など
特殊な状況下にあるパソコンの場合
【4】または【5】の方法でプロダクトキーを確認します。
レジストリエディターからプロダクトキーを確認する方法は上級者向けです。
レジストリには、Windowsの動作に関する重要な情報が記録されています。
項目の編集や削除により、問題が発生する可能性があります。
念のため、レジストリエディターのバックアップをとりましょう!
もし、問題が発生しても・・・
バックアップがあれば復元することで元の状態に戻すことができます。
確認方法【4】に不安を感じる場合
【5】フリーソフトウェアからの確認方法を利用しましょう。
レジストリエディターから確認する手順を見ていきます。
「スタートメニュー」を右クリックします。
「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
表示されたウィンドウに「regedit」と入力します。
「OK」をクリックします。
ユーザーアカウント制御の警告が表示されます。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」
「はい」をクリックします。
警告の表示が出なくても問題ありません。
レジストリエディターが起動します。
キー名の「>」ボタンをクリックして
以下のパスに移動します。
- コンピューター
- HKEY_LOCAL_MACHINE
- SOFTWARE
- Microsoft
- Windows NT
- CurrentVersion
1から順に「>」ボタンで展開していきます。
「SoftwareProtectionPlatform」をクリックして選択状態にします。
「SoftwareProtectionPlatform」内のレジストリ キーの中から「BackupProductKeyDefault」の名前を探します。
データ欄に表示されている25桁のコードがプロダクトキーです。
【5】フリーソフトウェアを使ってプロダクトキーを確認
フリーソフトウェアを使ってプロダクトキーを確認します。
種類はさまざまですが・・・
その中の1つ「ShowKeyPlus」の使い方を紹介します。
主な特徴は以下の通りです。
- 無料でかんたん
- アップグレード前と後、両方のキーを解析
- 解析結果をテキストファイルに書き出し可能
通常、Windows7/8/8.1からWindows10/11に無償アップグレードしたり、エディションをHomeからProに変更すると、プロダクトキーが変更します。
「ShowKeyPlus」で解析すると
元のキーと現在のキー、両方を確認できます。
プロダクトキーの書き出しもできるため、オススメです。
Microsoft Storeアプリで「ShowKeyPlus」を入手するだけ!
かんたんに確認できます。
さっそく見ていきましょう。
「スタートメニュー」→「すべてのアプリ」をクリックします。
「Microsoft Store」をクリックします。
Microsoft Storeが開きます。
検索ボックスに「ShowKeyPlus」と入力します。
「エンター」キーを押します。
「ShowKeyPlus」は無料で利用できるアプリです。
「入手」をクリックします。
ダウンロード→インストールが始まります。
「開く」をクリックします。
「ShowKeyPlus」が起動します。
左メニューの「Home」をクリックします。
「Installed Key」に表示されている25桁のコードがプロダクトキーです。
「Original Key」はアップグレード前のプロダクトキーです。
「Original Edition」はアップグレード前のバージョン情報、エディションになります。
参考までに・・・
■ 「More」をクリックすると
ハードディスク内に複数のWindowsが存在する場合、別のWindows情報を表示することができます。
■ 「Save」をクリックすると
テキストファイルに書き出すことができます。
「ファイル名」「保存先」を設定して「保存」をクリックすればOK!
必要に応じて利用してください。
まとめ
Windows11またはWindows10のプロダクトキーを確認できましたか?
普段は意識することのない「プロダクトキー」
一般的なパソコンと特殊なパソコン、状況別に5つの手順を解説しました。
最近はプロダクトキーから「デジタルライセンス認証」へと切り替わっています。
Windowsにおけるライセンス認証方式はさまざまですが・・・
いざ、プロダクトキーが必要になったとき、本記事がお役に立てれば幸いです。
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