Windows11へアップグレードして使いたい!
早速、準備を進めるも・・・
「このPCは現在、Windows11システム要件を満たしていません」
パソコンにこのような表示が出てしまう・・・
システム要件を満たさない原因はさまざまです。
私のパソコンに表示された原因は、以下の通りです。
◆ システム要件を満たさない原因 ◆
- PCはセキュアブートをサポートしている必要があります。
- TPM 2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
- プロセッサは現在、Windows11でサポートされていません。
これらの「要件を満たさない原因」に対して
ある方法でWindows11へのアップグレードに成功しました。
それは「ファイル名の書きかえ」です。
本記事では、システム要件を満たさないパソコンでWindows11へアップグレードする手順を紹介します。
※以下の「注意事項」を必ず確認の上、作業を開始してください。
YouTubeで動画配信中!
YouTubeでも解説しています。
チャンネル登録と高評価よろしくお願いします!
動画または本記事を参考にしてください。
注意事項
すべての人にオススメできる作業ではありません。
大前提として、システム要件を満たさないパソコンではWindows11へアップグレードできません。
本記事では、強引にWindows11へアップグレードしていきます。
ファイル名を書きかえることで、Windows11のシステム要件を回避する裏技的な行為です。
それによって、新たな問題を引き起こす可能性があります。
また、最悪の場合・・・
パソコンに不具合がおきて壊れてしまうかもしれません。
すべて自己責任!
Windowsの開発元であるMicrosoftは推奨していません。
Microsoftのサポートは受けられません。
当サイトに掲載された情報によって生じたいかなるトラブル・損失・損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
Windows10のサポートは、2025年10月14日まで継続します。
今すぐ、Windows11にする必要はありません。
どうしても、アップグレードを行いたい場合・・・
作業前に必要なファイルとデータのバックアップをとりましょう!
リスクを覚悟の上、Windows11へアップグレードしてください。
▼ コンパクトで静音!大容量のHDD ▼
【外付けHDDレビュー】Seagate Expansionポータブルは5TBの大容量で高速!しかもデータ復旧サービス付き
続きを見る
Windows11のシステム要件と確認方法
Windows11へアップグレードできるパソコンには条件があります。
仕様・システム要件等は、以下のリンクから確認してください。
システム要件を満たさない限り、Windows11へアップグレードできません。
Windows11にできるかの確認は「PC正常性チェックアプリ」を使います。
▼ PC正常性チェックアプリの使い方 ▼
Windows11へアップデートできる?確認方法とアップデートできない時の対処法
続きを見る
Windows11のシステム要件を満たさないパソコンのスペック
2012年5月に購入したパソコン
現在は別のパソコンを使用しているので、活躍の場はありません (-ω-)/
購入時のOSはWindows7
その後、Windows10へアップグレードして使っています。
参考までに・・・
パソコンのスペックを記載しておきます。
機種名 | Lesance BTO CLG672 TYPE-GXR2 |
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) i7-3610QM CPU @ 2.30GHz 2.30 GHz |
メモリ | 8.00 GB |
システムの種類 | 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ |
PC正常性チェックアプリで診断すると・・・
「このPCは現在、Windows11システム要件を満たしていません」
原因は、以下の通りです。
◆ システム要件を満たさない原因 ◆
- PCはセキュアブートをサポートしている必要があります。
- TPM 2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
- プロセッサは現在、Windows11でサポートされていません。
これらの原因を回避してWindows11へアップグレードしていきます。
自己責任をとれる人は、以下の手順を参考にしてください。
※本記事の「注意事項」を必ず確認の上、作業を開始してください。
【自己責任】Windows11をダウンロードする手順
システム要件を満たさないパソコンにWindows11へアップグレードしていきます。
ダウンロード→ファイル名の書きかえ→インストール
実際の画像を使って、これらの手順を解説します。
※本記事の「注意事項」を必ず確認の上、作業を開始してください。
Microsoftのホームページを開きましょう!
以下のリンクをクリックしてください。
Windows11のダウンロード ページが開き、3つのオプションが表示されます。
3つのオプションの一番下に表示される
Windows11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロードします。
「Windows11」を選択して「ダウンロード」をクリックします。
「作業を開始する準備」の左にある+ボタンをクリックすると、詳しい内容を確認できます。
製品の言語を選択します。
「日本語」を選択して「確認」をクリックします。
「64-bit ダウンロード」をクリックします。
リンクには24時間の有効期限が設定されています。
期限に注意して作業を進めてください。
ダウンロードにかかった時間は・・・
約25分
パソコン環境によって所要時間は変わります。
ダウンロードしたファイルは、エクスプローラー内にあります。
パソコン画面の左下「スタート」→「Windowsシステムツール」→「エクスプローラー」の順にクリックします。
エクスプローラーが開くと「ダウンロード」をクリックします。
Windows11 ディスクイメージ(ISO)ファイル「Win11_Japanese_x64v1」があるはずです。
ファイルの上で右クリックして「マウント」をクリックします。
ダウンロードから「DVD ドライブ(E:)CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」へ移動します。
ここからは「DVD ドライブ(E:)CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」をコピーして、同じモノを作成していきます。
この作業によって、同じ中身のモノが2つ用意できます。
1つは書きかえ用、もう1つは念のためのバックアップ用として使います。
以下の手順通り、作業を進めてください。
「DVD ドライブ(E:)CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」
この上で右クリックして「コピー」をクリックします。
コピーしたモノは、フォルダーを新規作成して保存します。
Windows(C:)またはローカルディスク(C:)に保存しましょう!
「Windows(C:)」をクリックして開きます。
余白部分で右クリックして「新規作成」→「フォルダー」をクリックします。
フォルダー名は何でもOK!
ここでは「Windows11」と分かりやすい名前にしておきます。
新規作成したフォルダー「Windows11」内で右クリックして「貼り付け」をクリックします。
「DVD ドライブ(E:)CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」のコピーが開始されます。
しばらくお待ちください。
コピーして貼り付ける作業は完了です!
「CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」
「DVD ドライブ(E:)CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」
同じ中身のモノが2つ用意できました!
1つは書きかえ用、もう1つは念のためのバックアップ用です。
- 書きかえ用:Windows11内の「CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」
- バックアップ用:PC内の「DVD ドライブ(E:)CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」
ここからは、Windows11内の「CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」にあるファイル名を書きかえる作業に入ります。
「CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」をダブルクリックして開きます。
「sources」をダブルクリックして開きます。
フォルダーやアプリケーション等がたくさん・・・(-ω-)/
その中から「appraiserres.dll」を探します。
似た名前が多いので、くれぐれも間違わないように!
「appraiserres.dll」の上で右クリックして「名前の変更」をクリックします。
名前を「appraiserres.dll」から「appraiserres.dll_bak」に変更します。
すべて小文字です。
入力ミスがないように気をつけてください。
「appraiserres.dll_bak」に書きかえ完了です!
つづいて「CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」をクリックします。
Windows11内にある「CCCOMA_X64FRE_JA-JP_DV9」
「setup」の上で右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
いよいよ、Windows11のインストール!
セットアップ画面が起動します。
「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックします。
更新プログラム、ドライバー、オプション機能の入手を選択します。
「今は実行しない」を選択して「次へ」をクリックします。
適用される通知とライセンス条項の内容を確認します。
「同意する」をクリックします。
インストールの準備中です。
しばらくお待ちください。
インストール準備完了の画面が表示されます。
パソコンのOSにより異なりますが・・・
「Windows11 Home」または「Windows11 Pro」と表示されるのを確認します。
必要があれば「引き継ぐものを変更」をクリックして設定します。
準備ができたら「インストール」をクリックします。
すぐに、インストール作業が開始します。
Windows11のインストール中です。
途中でパソコンの電源がおち、数回の再起動に入ります。
しばらく待っていましょう!
インストールには、かなりの時間を要します。
私の場合は、1時間半。
パソコン環境によって所要時間は変わります。
あくまで参考にしてください。
再起動後、時計の画面が表示されます。
「enter(エンター)キー」を押してください。
「PINコードまたはパスワード」を入力します。
しばらくお待ちください。
Windows11のダウンロード・インストールが完了です。
長時間の作業、お疲れ様でした。
参考:Windows11バージョン情報の確認方法
システム要件を満たさないパソコン・・・
「Windows11」に変更できているのか?
気になる人は、以下の手順で確認する事ができます。
パソコン画面の左下「スタート」をクリックします。
歯車マーク「設定」をクリックします。
「システム」をクリックして開きます。
一番下までスクロール
「バージョン情報」をクリックします。
バージョン情報が表示されます。
エディション欄には「Windows11 Home」との記載が!
パソコンによっては「Windows11 Pro」と記載されているでしょう。
これで間違いなく、Windows11である事が確認できます。
参考:Windows10に戻す方法
せっかく時間をかけて、Windows11にしたものの・・・
Windows10に戻したい。
10日以内の場合、かんたんに戻すことができます。
詳しくは、以下を参考にしてください。
▼ ブログ記事はこちら ▼
Windows10に戻す方法「復元」パソコンのOSをWindows11へアップデート後、10日以内の場合
続きを見る
▼ YouTubeもあります! ▼
>>動画を見てみる
まとめ
システム要件を満たさないパソコンでWindows11へアップグレードする手順を紹介しました。
私のパソコンはWindows11にできましたが・・・
すべての人にオススメできる作業ではありません。
ファイル名の書きかえ等、強引な作業によって不具合がおきるかもしれません。
すべて自己責任!
作業前に必要なファイルとデータのバックアップをとりましょう!
リスクを覚悟の上、Windows11へアップグレードしてください。
参考までに・・・
Windows10のサポートは、2025年10月14日まで継続します。
サポート期間中は、安心してWindows10を使い続ける事ができます。
▼ コンパクトで静音!大容量のHDD ▼
【外付けHDDレビュー】Seagate Expansionポータブルは5TBの大容量で高速!しかもデータ復旧サービス付き
続きを見る
▼ 関連記事 ▼
Windows10に戻す方法「復元」パソコンのOSをWindows11へアップデート後、10日以内の場合
続きを見る
Windows11とは?よくある質問10選をわかりやすく解説【パソコン初心者向け】
続きを見る