大量のデータを手軽に保存・持ち運びができる
【ポータブルHDD】
容量・対応機種・転送速度など、その種類はさまざまです。
豊富な品揃えがあるため、HDD選びに苦戦してしまいます。
何を基準に選べば良いのか?
用途や目的を考えずに選んでしまうと
- 容量が足りない
- 対応機種でないため、認識しない
- 転送速度が遅すぎてイライラする
このようなトラブルに見舞われます。
本記事の内容
- ポータブルHDDとは?その用途や魅力
- 失敗しない選び方!5つのチェックポイント
- おすすめの外付けハードディスク5選
ポータブルHDDを選ぶときは
本記事で紹介する「5つのチェックポイント」を確認してください。
失敗する事なく、使用環境にあったポータブルHDDを選択できるでしょう!
私にはお気に入りのポータブルHDDがあります。
▼ Seagate Expansion ポータブルHDD ▼
【外付けHDDレビュー】Seagate Expansionポータブルは5TBの大容量で高速!しかもデータ復旧サービス付き
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パソコン環境が快適になり、買って良かったと思える製品です。
ただ・・・
正直なところ、他にも欲しいと思うHDDがありました。
せっかくの機会なので (^^♪
おすすめの外付けハードディスクとして、私が選ぶときに「悩んだ5選」を紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
ポータブルHDDとは?その用途や魅力
HDDとは、Hard Disk Drive(ハード・ディスク・ドライブ)を略した言葉
データを保存する記憶装置のことです。
主な記憶装置は、HDD・SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)・USBメモリなどがあります。
HDDはプラッタと呼ばれる磁気ディスクが高速回転し続けることで、データの読み込み・書き込みを行います。
今回紹介する「ポータブルHDD」
HDDの中でも軽量コンパクトで持ち運びに適しています。
ポータブルHDDの用途
ポータブルHDDの主な用途は、以下の通りです。
- 写真、動画、音楽データの保存
- パソコンのバックアップ
- テレビ番組の録画
- ゲームデータの保存
- 容量不足の解消
用途はさまざまで、パソコン・テレビ・ゲーム機などに接続して使います。
そのため、使用環境によって必要な容量も異なります。
ポータブルHDDの主な容量は、500GB~5TBまで
- 大量のデータを保存したい
- 保存したデータを手軽に持ち運びたい
- 出来るだけ価格はおさえたい
このような人には、圧倒的におすすめ!
それが、今回紹介する「ポータブルHDD」になります。
ポータブルHDDの魅力
データを保存する記憶装置には、HDD・SSD・USBメモリなどがあります。
それぞれを比較してみましょう!
HDDはSSDより
- 容量が大きいのに、低価格
- 読み書きの転送速度は遅い
- 動作音はHDDによって異なる
HDDはUSBメモリより
- 容量は大きいが、価格は高い
- 読み書きの転送速度は高速
- 動作音はHDDによって異なる
上記の通り、HDDはSSDとUSBメモリの良いとこどりをした製品と言えるかもしれません。
ポータブルHDDの主な魅力をまとめると
- 軽量コンパクトで持ち運びしやすい
- 5TBまでの大容量データを保存できる
- パソコンのUSBから給電できるため、電源アダプターは不要
- 低価格
気になる転送速度は・・・と言うと
SSDより遅いが、USBメモリより高速です。
個人的には、速度に不満を感じる事なく快適に使っています。
何より、手のひらサイズのコンパクトさ!
片手でラクラクと持てる軽さ!
ノートパソコンと一緒に持ち運んでも重さは気になりません。
大量のデータを詰め込んで、カフェなどで作業できる携帯性の良さが最大の魅力です (^^♪
【ポータブルHDD】失敗しない選び方!5つのチェックポイント
ポータブルHDD選びに失敗すると
以下のようなトラブルに見舞われます。
- 容量が足りない
- 対応機種でないため、認識しない
- 転送速度が遅すぎてイライラする
買った後での後悔や不満は避けたいものです。
そのためには、用途や目的にあわせて選ぶことが重要です。
- どのくらいの容量が必要なのか?
- 何を保存するのか?
- 予算は?
これらの事を考えつつ、ポータブルHDDの性能をチェックしましょう!
選ぶときは、5つのチェックポイントを確認してください。
▼ チェックポイント ▼
- 必要な容量は?
- 持ち運びのしやすさ
- 対応機種とフォーマット形式
- 転送速度はUSB規格でチェック!接続端子の確認も忘れずに
- 保証期間とサポートの充実
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
【1】必要な容量は?
何を、どのくらい保存したいのか?
そのために必要な容量は、どのくらいか?
ココを明確にしないと、ポータブルHDDを選ぶことが出来ません。
一般的なポータブルHDDの容量は、500GB~5TBです。
容量が大きくなると、サイズ・重さはもちろんの事、価格も高くなりがちです。
予算を考えつつ、用途や目的に合った容量を選びましょう。
参考までに・・・
以下に目安を記載しておきます。
◆ 1TBの保存容量<目安> ◆
- 1,200万画素の写真:約25万枚
- 1分100MBのフルHD動画:約166時間
- 4K動画:約28時間
- 1曲5MBの音楽:約20万曲
~1TB
写真や文書など、容量の小さいデータの保存に適しています。
2TB~3TB
動画や音楽データの保存、パソコンのバックアップ、テレビ番組の録画、ゲームデータの保存に適しています。
4TB~
高解像度の写真や4K動画の保存をメインにする場合、4TB以上あると安心です。
【2】持ち運びのしやすさ
ポータブルHDDの多くは、持ち運びを前提に製造されています。
そのため、コンパクトで軽量!
USBから電源供給できるため、手軽に持ち運びできます。
電源アダプターが不要だと、便利で使いやすい (^^♪
HDD選びで失敗しないために
以下のポイントをチェックしましょう。
- 耐久性
- セキュリティ性能
構造的に振動や衝撃に弱い「HDD」
HDDを持ち運ぶという事は、落下・紛失・盗難のリスクがあります。
うっかり床に落としてしまうと、破損や故障を引き起こします。
滑り止めの有無・耐衝撃性の高さなど、耐久性をチェックしましょう。
持ち運ぶ時の保護ケースは、必須アイテムです。
万が一、紛失・盗難にあってもセキュリティ機能が高ければ、大切なデータを保護できます。
- データを暗号化して保存
- パスワード入力でロックを解除すると、データにアクセスできる
このような機能を搭載していると、安易にデータを見られる事はありません。
個人情報など重要なデータを扱う場合は、安全対策を徹底しましょう。
【3】対応機種とフォーマット形式
ポータブルHDDを何と接続して使いますか?
パソコン・テレビ・ゲーム機など、使用環境に適しているかを確認しましょう。
対応する機種や互換性など、ポータブルHDDによって異なります。
パソコンで使用する場合、対応するOSを確認しましょう。
- WindowsとMacの両方に対応
- Windows専用
- Mac専用
上記の通り、一方にしか対応していないHDDがあります。
はじめてポータブルHDDを接続する時は、フォーマットの確認も忘れずに!
フォーマット済みか未フォーマットか
パソコンで使用する場合
以下のフォーマット形式をおすすめします。
- WindowsとMac両方で使用:exFAT形式
- Windowsのみで使用:NTFS形式
- Macのみで使用:HFS+形式
先日、購入したポータブルHDDは「exFAT形式」にフォーマット済みの状態でした。
私の場合、Macで使用する機会がありません。
Windowsのみでの使用となるため、「NTFS形式」にフォーマットし直して使っています。
フォーマット形式は、使用環境に合わせましょう。
詳しい手順は、以下の記事で解説しています。
Windowsで外付けHDDをNTFS形式にフォーマットする方法。Seagate ExpansionポータブルHDDを例に解説
続きを見る
【4】転送速度はUSB規格でチェック!接続端子の確認も忘れずに
転送速度とは、一定時間内に転送できるデータ量のことです。
パソコンなどに接続して、データを読み込んだり書き込んだりするときの速度を指します。
転送速度はUSB規格をチェックしましょう!
ポータブルHDDの主なUSB規格は、以下の通りです。
- USB2.0
- USB3.0:別名 USB3.1 Gen 1/USB3.2 Gen 1(最大5Gbps)
- USB3.1:別名 USB3.1 Gen 2/USB3.2 Gen 2(最大10Gbps)
- USB3.2:別名 USB3.2 Gen 2×2(最大20Gbps)
- Thunderbolt3
写真や文書など
容量の小さいデータはUSB2.0の速度でも気にならないかもしれません。
動画・音楽・ゲームデータなど
容量の大きいデータを扱う場合、USB3.0対応は必須です。
USB規格は、USB3.0対応のHDDを選びましょう!
※USB3.1 Gen 1/USB3.2 Gen 1は、USB3.0規格に含まれます。
名称がややこしいですが、「USB2.0対応は速度が遅い」と覚えておいてください。
読み書き速度の目安として「100MB/s」あれば、高速のHDDと言えるでしょう。
Thunderbolt3はApple社が商品化した新しい規格の1つです。
USB3.0より約8倍高速で、Macを使っている人には馴染みがあるかもしれません。
現状では、対応するHDDやパソコンが少なく価格も高いためオススメしません。
より速さを求める人は、SSDを選択肢に入れて考えましょう。
▼ 超高速のSSD! ▼
接続端子の形状と規格を確認してください。
ポータブルHDDの主な接続端子は、以下の通りです。
- Type-A(USB2.0/USB3.0/USB3.1)
- Type-C(USB2.0/USB3.0/USB3.1/USB3.2/Thunderbolt3)
HDD側だけでなく、パソコン側も同じUSB規格を搭載している必要があります。
よくある失敗の1つに、こんな事例があります。
「USB3.0対応のHDDを購入したのに転送速度が遅い!」
原因はパソコンなど接続する側のUSBポートにあります。
USB2.0のポートに差し込むと、転送速度は遅くなります。
転送速度を発揮するためには、HDD側とパソコン側の両方がUSB3.0対応である必要があります。
パソコンなど使用する機種のUSB接続端子の形状と規格をチェックしましょう。
【5】保証期間とサポートの充実
データの破損や故障がつきものの「ポータブルHDD」
- 保存したデータが消えてしまった
- HDDが認識しなくなった
- すぐに壊れてしまった
このようなトラブルに見舞われたとき、相談できる窓口があると安心です。
HDD本体に異変や異常を察知する「故障予測機能」がついている製品があります。
この機能の精度はよく分かりませんが
壊れる前に知らせてくれると、対応できる可能性があります。
有償・無償など利用条件はありますが
「データ復旧サービス」に対応している製品もあります。
保証期間とサポートの有無・内容をチェックしましょう!
【ポータブルHDD】おすすめの外付けハードディスク5選
ここからは、おすすめの外付けハードディスクを紹介します。
私が選ぶときに「悩んだ5選」でもあるため、厳選されたポータブルHDDになります。
ぜひ、参考にしてください。
【1】Seagate Expansion ポータブルHDD
Seagate Technology(シーゲイト・テクノロジー)が製造元です。
どこ?聞いたことがない!と思われるかもしれませんが・・・
アメリカの老舗HDD・SSD製造メーカーです。
世界シェアではトップクラスを誇ります。
そして、私が実際に購入したHDDでもあります (^^♪
静音性・放熱性に優れているためオススメです。
▼ 購入レビューはこちら ▼
【外付けHDDレビュー】Seagate Expansionポータブルは5TBの大容量で高速!しかもデータ復旧サービス付き
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容量 | 1TB・2TB・4TB・5TB |
対応機種 | Windows・Mac |
フォーマット形式 | exFAT形式 |
インターフェース | USB3.0 |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 115.3×80×12.6mm(1TB・2TB) |
115.3×80×20.9mm(4TB・5TB) | |
重さ | 159g(1TB・2TB) |
224g(4TB・5TB) | |
保証期間 | 3年 |
おすすめポイント
- Windows・Mac両方で使える
- exFAT形式にフォーマット済み
- 静音性が高く、放熱性にも優れている
- 3年間の長期保証
- データ復旧サービスあり
【2】WD My Passport ポータブルHDD
WDとは、Western Digital(ウエスタンデジタル)の略で製造元になります。
ポータブルHDD「My Passport」は、Windows対応です。
WDが提供する専用ソフトウェアで再フォーマットすれば、Macにも対応します。
※一部、操作に制限あり
また、自動バックアップや暗号化など、セキュリティ性能が高い製品です。
ブラック・ブルー・レッド・ホワイトの4色展開です。
こちらのHDDも購入して使っています。
個人的には、最もおすすめのハードディスクです。
▼ 購入レビューはこちら ▼
WD My Passportをレビュー!良いところ・残念なところ・使用感を紹介【外付けポータブルHDD】
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以下の通り、他に関連製品があります。
容量 | 1TB(ブラックのみ) |
2TB・4TB・5TB | |
対応機種 | Windows・Chrome OS・Mac |
フォーマット形式 | NTFS形式 |
インターフェース | USB3.0(USB3.2 Gen 1) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 107.2×75×11.15mm(1TB・2TB) |
107.2×75×19.15mm(4TB・5TB) | |
重さ | 120g(1TB・2TB) |
210g(4TB・5TB) | |
保証期間 | 3年 |
おすすめポイント
- 豊富なカラーバリエーション
- オシャレさと機能性に優れている
- Windowsですぐに使える
- NTFS形式にフォーマット済みのため、Windowsですぐ使える
- 再フォーマットすると、Macにも対応
- 3年間の長期保証
【3】BUFFALO ミニステーション HD-PCFSU3-Aシリーズ
BUFFALO(バッファロー)を身近な存在に感じる人も多いのでは?
私もパソコン周辺機器でお世話になっています。
機器の異常を検知して知らせてくれる「みまもり合図」対応です。
精度の高さは分かりませんが (-ω-)/
故障する前に把握できれば安心につながります。
バッファロー正規のデータ復旧サービスは、有償での対応になります。
保証期間が1年と短かったため、私は購入を断念しました。
容量 | 1TB・2TB・4TB・5TB |
対応機種 | Windows・Mac |
フォーマット形式 | NTFS形式 |
インターフェース | USB3.0(USB3.1 Gen 1) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 約76×14×115mm(1TB・2TB) |
約76×19.5×115mm(4TB・5TB) | |
重さ | 約150g(1TB) |
約175g(2TB) | |
約225g(4TB・5TB) | |
保証期間 | 1年 |
おすすめポイント
- シンプルで洗練されたデザイン
- NTFS形式にフォーマット済みのため、Windowsですぐ使える
- 再フォーマットすると、Macにも対応
- 故障予測サービス「みまもり合図」対応
- データ復旧サービスあり
【4】アイ・オー・データ HDPH-UTR/Eシリーズ
アイ・オー・データには「Sync Connect⁺(シンクコネクトプラス)」というバックアップ機能があります。
設定してしまえば、あとは自動でバックアップしてくれます。
このような機能を必要とする人には、おすすめのHDDです。
私が購入しなかった理由は2つです。
- 価格が少し高い
- 保証期間が1年
それ以外については、デザインもオシャレで使い勝手の良いHDDだと思います。
容量 | 1TB・2TB・4TB・5TB |
対応機種 | Windows・Mac |
フォーマット形式 | NTFS形式 |
インターフェース | USB3.0(USB3.1 Gen 1) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 約76×114×15mm(1TB・2TB) |
約76×114×20mm(4TB・5TB) | |
重さ | 約160g(1TB・2TB) |
約230g(4TB・5TB) | |
保証期間 | 1年 |
おすすめポイント
- 傷や指紋が目立ちにくいデザイン
- 滑り止めとして、側面に波模様あり
- NTFS形式にフォーマット済みのため、Windowsですぐ使える
- 無料ソフトを使用すると、Macでも再フォーマットなしでフルに使える
【5】東芝 Canvio HD-TPA/Nシリーズ
国内ブランド「東芝製」のポータブルHDDです。
東芝「レグザ」やソニー「ブラビア」など
対応するテレビであれば、番組の録画にも使えます。
また、サポートはバッファローの窓口が対応します。
バッファローのHDDと同じく、「みまもり合図」が搭載されています。
容量 | 1TB・2TB・4TB |
対応機種 | Windows・Mac・テレビ |
フォーマット形式 | NTFS形式 |
インターフェース | USB3.0(USB3.2 Gen 1) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 109×78×14mm(1TB) |
109×78×19mm(2TB) | |
109×78×19mm(4TB) | |
重さ | 100g(1TB) |
180g(2TB) | |
260g(4TB) | |
保証期間 | 1年 |
おすすめポイント
- パソコンだけでなく、テレビにも対応
- NTFS形式にフォーマット済みのため、Windowsですぐ使える
- 再フォーマットすると、Macにも対応
- 故障予測サービス「みまもり合図」対応
- データ復旧サービスあり
まとめ
大量のデータを手軽に保存・持ち運びができる
【ポータブルHDD】
豊富な品揃えがあり、選ぶのがむずかしい (-ω-)/
用途や目的にあわせて選びましょう。
- 容量が足りない
- 対応機種でないため、認識しない
- 転送速度が遅すぎてイライラする
上記のような失敗を避けるために
5つのチェックポイントを確認してください。
▼ チェックポイント ▼
- 必要な容量は?
- 持ち運びのしやすさ
- 対応機種とフォーマット形式
- 転送速度はUSB規格でチェック!接続端子の確認も忘れずに
- 保証期間とサポートの充実
「おすすめの外付けハードディスク5選」は、実際に私が選ぶときに「悩んだ5選」でもあります。
数ある中から厳選したHDDのため、おさえておきましょう。
本記事がポータブルHDDを使い始めるキッカケや選ぶ参考になってくれると嬉しいです。
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